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Jリーグ、夏の戦力アップ度ランキング【ヴィッセル神戸】恒例の大型補強。降格の大ピンチを救うのは?

シリーズ:Jリーグ補強診断 text by 編集部 photo by Getty Images

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 2022シーズンの第2登録期間は8月12日をもって終了し(J1リーグは9月2日まで追加登録できる)、ラストスパートを図るための戦力を揃えた。上田綺世や小川諒也が海外に活躍の場を求めた一方で、鈴木武蔵や松原后はJリーグに復帰するなど、多くの選手が活躍の場を移している。今回は、J1リーグ各クラブの補強状況を精査し、戦力アップ度をランキング化した。※情報は8月14日時点。補強ポイントと新加入・退団選手を加味してランキング化。新加入選手がいないチーム、監督・スタッフ等の人事は対象外とする。


【写真:Getty Images】



4位:ヴィッセル神戸

リーグ戦順位:16位
戦力アップ度:B
主な新加入選手:マテウス・トゥーレル、小林祐希、ステファン・ムゴシャ、飯野七聖



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 J1でもトップレベルの戦力を持ちながらも、ヴィッセル神戸は悪夢のようなシーズンを過ごしている。三浦淳寛元監督は3月下旬に契約解除となり、リュイス暫定監督を経てロティーナ監督が就任するも、3か月足らずで解任された。吉田孝行が通算3度目となる監督就任となったが、チームは下位に沈んでいる。

 降格という最悪のシナリオだけは避けたいクラブは、今季も大型補強に動いている。固定できなかった右サイドに飯野七聖を加え、武藤嘉紀、大迫勇也が万全ではなく、ボージャンも離脱中の最前線にはステファン・ムゴシャを獲得している。スペイン移籍の橋本拳人の代わりに小林祐希を、右膝後十字靭帯を損傷して離脱した菊地流帆の代役としてマテウス・トゥーレルを獲得している。

 足し算として戦力がアップしているのは間違いないが、それが結果に結びつくかは現状で不透明だ。ムゴジャはリーグ戦3試合、ルヴァンカップ2試合に出場して無得点。監督交代も文字通り“ブースト”で終わってしまった。4人の新加入選手は苦しむチームを救う存在になれるのだろうか。

【了】

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