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實藤友紀「僕のミスでチームが敗れることに」。悔やまれる前半2失点、横浜F・マリノスのACL敗退でリーグ戦にも危機感【ACL】

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】



實藤友紀「僕のミスで…」

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のノックアウトステージ1回戦が18日に行われ、ヴィッセル神戸に2-3で敗れた横浜F・マリノスはベスト16敗退となった。


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 神戸のMF飯野七聖による先制点は7分に生まれた。マリノスのDF實藤友紀からの縦パスをMF汰木康也がカットし、そのままドリブルで持ち上がる。そして、ペナルティエリア手前へ絶妙なスルーパスを通し、それを受けた飯野がGKとの1対1を制してループシュートを決めた。

 カウンターを食らうきっかけとなった縦パスを入れた實藤は「本当に僕のミスでチームが敗戦することになったと思う」と悔やんだ。マリノスは10分に追いついたが、31分に實藤のハンドによって与えたPKで再び失点。「前半で2失点してしまって、なかなか難しい展開になってしまった」と痛恨の45分間を振り返る。

「今回の試合に関しては自分のところの修正というよりも、自分のミスを出さないことが全てだった。それも含めて本当に反省して、切り替えるしかない。前を向いて、アグレッシブなサッカーをやっているので、そこで折れることもないと思いますし、自分は攻撃的なスタイルでやっているので、次に切り替えてやっていきたいと思います」

 天皇杯、YBCルヴァンカップに続いてACLも敗退が決定し、今季のマリノスに残されたチャンスはJリーグ優勝のタイトルのみとなる。ただ、神戸に敗れたことで公式戦4連敗となり、「このままの流れだとリーグ戦も相当難しい戦いになる」と實藤は危機感を抱いている。

「とにかく1試合1試合、勝ちしかいらない。勝って、勝って、早めに(優勝を)決められるように。今は流れが悪いので、一度勝って、連勝して、どんどん上昇気流に乗れるように。悔しい時期も乗り越えて(Jリーグで)優勝したいと思います」

 マリノスの次の公式戦は9月3日。ACL敗退となったため、2週間強もの長期間にわたって試合がないことになる。この空白期間をうまく活用し、気持ちを切り替えつつ、チームを立て直せるか。逆境の今こそ、真の強さが問われる時だ。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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