浦和レッズ 最新ニュース
浦和レッズが好調だ。スタートこそ散々だったが、J1では直近10試合でわずか1敗、AFCチャンピオンズリーグ（ACL）でもベスト4に生き残った。好調の要因には、ある人物の存在がある。25日にACL準決勝で激突する全北現代にとっても脅威となり得る、その男とは？（取材・文：ショーン・キャロル）
状況は一変。浦和レッズの現在地
【写真：Getty Images】
あまり騒ぎ立てるのは避けた方がいい。特に埼玉スタジアムのホーム側ゴール裏では、不適切な雑音を立ててこれ以上罰金を科されるのは望ましくない。だが2022シーズンが終盤に差し掛かりつつあるいま、浦和レッズは静かに調子を高めてきている。
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リカルド・ロドリゲス監督のチームは、グループステージで強豪川崎フロンターレと蔚山現代を敗退に追い込んだジョホール・ダルル・タクジム（5-0）にも、手倉森誠監督率いるBGパトゥム・ユナイテッド（4-0）にも快勝を収め、悠々とAFCチャンピオンズリーグ（ACL）準決勝へ進出。今夜予定される準決勝は、お互い2度の大陸王者に輝いている全北現代との魅力的なカードとなることが決まった。
どう見ても散々なスタートを切っていたJ1でも浦和は体勢を立て直し、リーグ戦直近10試合で6勝3分けを記録。8位まで順位を引き上げ、来季ACL出場権獲得に向けた争いにも参戦しようとしている。
3ヶ月前と比べればまさに状況は一変している。リーグ戦15試合を終えた段階では、浦和はホームでの湘南ベルマーレ戦とジュビロ磐田戦で2勝を挙げたのみであり、降格圏のわずか外側に位置していた。その中で7試合連続引き分けという奇妙な結果が続いた時期もあった。
だが5月25日のセレッソ大阪とのアウェイゲームに0-2で敗れたところから、チームの運命は着実に好転し始める。リーグ戦10試合中5試合をクリーンシートに抑え、計21得点を重ねてきた（8月13日の前節ジュビロ戦に6-0で大勝して大きく数字を伸ばしたことも確かだが）。
