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イニエスタが新ブランド「Capitten」を発表。現役サッカー選手で世界初、オリジナルスパイクでピッチへ

text by photo by Wataru Funaki

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【写真:舩木渉】



イニエスタが新ブランドを発表

 ヴィッセル神戸に所属する元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは8日、国立競技場で自らが立ち上げるフットボールブランド「Capitten(キャピテン)」を発表した。



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「いつか自分のブランドが欲しい、自分の納得のいくものが作りたい」と考えていたというイニエスタは、今年に入ってから新ブランドの立ち上げに着手。日本初のフットウェアクリエイター・井上晋平氏らの協力によって「Capitten」が誕生した。

 ブランド名には「今までサッカー選手として積み上げてきたキャリアの全てであり、1人の人間として人生で学んだこと、そしてサッカーが持つ価値、ハードワーク、その中にある野心、そういったものを全て込めた」とイニエスタは語る。

「Capitten」という名前の中には日本語も込められている。「ご縁」という言葉を由来にしたといい、イニエスタは「日本に来たのもご縁、ヴィッセル神戸でみんなと一緒にプレーできるのもご縁です。チームワークの中でプレーすることが非常に大切だということを、ご縁という言葉に込めて、日本語の『縁』を最後につけました」と明かした。

「1人のサッカー選手として、いろいろな道具を使いますが、その中でもスパイクは一番大事にしている、敬意を持って扱っているものです。僕がいつかサッカー選手を辞める時が来たら、その後にもサッカーとどういう繋がりを持っていこうかと考えた時に、スパイクのブランドを立ち上げて、それが残っていくことが、自分とサッカーとの繋がりになっていくのではないかと思いました」

 念願だったブランド立ち上げを果たしたイニエスタは「ぜひみなさんに試していただきたいと思います。そうするとどれくらい履き心地がいいか、どのくらいみなさんが期待しているような要素があるかがわかると思います。とにかく手にとって、履いてみてください」と呼びかけた。

「Capitten」の最初のコレクションとして、スパイク「Capitten ONE PRO」をはじめ、スポーツウェアなども展開していく。イニエスタのラッキーナンバーである「8」にちなみ限定888足が販売される「Capitten ONE 888 LIMITED EDITION」は、全てに直筆サインが入る。

 現役サッカー選手がオリジナルスパイクを作るのは世界初で、イニエスタ自身も公式戦などで「Capitten ONE PRO」を着用予定。現在はコンディション不良により離脱中だが、復帰した際にはイニエスタの足もとに注目だ。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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