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日本代表 2年前

サッカー日本代表、ワールドカップ背番号7の系譜。中田英寿、遠藤保仁、珠玉のゲームメイカーが放った存在感

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ブラジルW杯

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コートジボワール戦の先発メンバー

監督:アルベルト・ザッケローニ
戦績:グループステージ敗退

背番号7:遠藤保仁(ガンバ大阪)
生年月日:1980年1月28日(34歳)
個人成績:2試合出場/0得点0アシスト

 遠藤はアルベルト・ザッケローニ監督が就任した日本代表でも主力として活躍を続けた。11年のアジアカップでは2大会ぶりの優勝に貢献し、12年10月には井原正巳の持つ国際Aマッチ最多出場記録を更新している。代表デビューから10年を経てチーム最年長となったが、依然として不可欠な存在だった。

 14年のブラジルワールドカップには3大会連続でメンバーに選出された。しかし、自身が調子を落としていたこともあり、中盤のファーストチョイスには長谷部と山口蛍が選ばれている。

 初戦のコートジボワール戦で、遠藤は1点をリードした54分に長谷部と交代で投入されたが、チームはその後に2失点を喫して逆転負け。続くギリシャ戦は前半のうちに相手選手が退場となり、遠藤はハーフタイムに投入される。しかし、日本代表は最後まで相手ゴールを割ることができず、スコアレスで試合を終えた。

 グループステージ突破へ苦境に立たされた日本代表は、第3戦で中盤の構成を変える。しかし、2戦まで先発していた山口に代えて起用されたのは、遠藤ではなく青山敏弘だった。後半に3失点を喫して力の差を見せつけられたコロンビア戦を、遠藤はピッチに立つことなく終えた。

 34歳で迎えた3度目のワールドカップは、2試合に途中出場した。しかし、短いプレー時間で力を発揮することはできず、日本代表を2大会連続の決勝トーナメント進出にチームを導くことはできなかった。

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