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元サッカー日本代表の工藤壮人が死去。テゲバジャーロ宮崎が発表

text by photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】



水頭症の手術後に容態悪化。32歳の若さで

 J3のテゲバジャーロ宮崎は21日、元サッカー日本代表のFW工藤壮人が亡くなったことを発表した。32歳だった。



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 工藤は11日に水頭症の手術を受けたあとで容態が悪化し、17日から集中治療室で治療を受けていることが伝えられていたが、かえらぬ人になっている。

 柏レイソルの育成組織で育った苦労は、2009年にトップ昇格。2011年にはJ1優勝も経験した。2013年には日本代表としてもプレー。その後はカナダのバンクーバーやサンフレッチェ広島、レノファ山口FC、オーストラリアのブリスベン・ロアーに所属し、今年から宮崎でプレーしていた。

 宮崎の二村恵太代表取締役社長は、クラブ公式サイトを通じて、次のようにコメントしている。

「私たちの大切な仲間である工藤壮人が息を引き取りました。工藤選手を応援するサポーターや関係各所の皆様から、多くの励ましのメッセージをいただいたこと、クラブを代表し、御礼申し上げます」

「工藤選手はJ1で活躍し、日本代表にも選ばれるなど、非常に実績がある選手です。それにも関わらず、驕りなどは一切なく、自分のことだけでなくチームメート、クラブ、そしてサポーターのことを大切にする素晴らしい姿勢の持ち主でした。クラブスローガン「真摯」をまさに体現してくれる存在でした」

「そのような選手のあまりにも早い逝去は、無念で残念でなりません」

「選手、スタッフ、クラブ一同はまだ気持ちの整理ができない状況もございますが、工藤選手が宮崎に、クラブに残してくれたものを大切に引き継ぎ、精進して参りたいと思います。そして、工藤選手が信頼してくれたクラブをより良いクラブにすることで、少しでも恩返しして参りたいと思っております」

「工藤選手、テゲバジャーロ宮崎に来てくれて、力になってくれて、本当にありがとうございました」

【了】

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