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ぜひウチへ! 現在フリーの外国人監督10人。3人のCL優勝経験者、日本人に馴染み深い指揮官も

シリーズ:現在フリーの監督10人 text by 編集部 photo by Getty Images

ホセ・ボルダラス(スペイン)


【写真:Getty Images】


生年月日:1964年4月5日
前職:バレンシア監督

 セグンダ・ディビジョン(スペイン2部)に沈んでいたヘタフェを3シーズンでラ・リーガ5位に導いたホセ・ボルダラスも、昨季限りでバレンシアの監督を退任して以降はフリーの状態が続いている。日本人のサポーターの間でも柴崎岳と久保建英を指導したことによって知名度が高い。

 ボルダラスのチームの特徴は「ファウルも厭わないハードワーク」だ。ヘタフェは同監督が率いた2017/18シーズンと2019/20シーズン、2020/21シーズンで、バレンシアを率いた2021/22シーズンにリーグ最多のイエローカード数を記録しており、ボルダラスが志向するファウルを恐れないハードワークの戦術は完全にチームに植えついていた。

 危険なプレーも伴うため、批判を浴びることも少なくはないが、ヘタフェではクラブ史上最高位の5位、バレンシアではコパ・デル・レイ決勝進出と結果を残していることも事実である。

 しかし、コパ・デル・レイ決勝ではレアル・ベティスに敗れ、リーグ戦では9位とやや低迷。そのためシーズン終了後に就任からわずか1年にも関わらず解任されてしまった。その後はどこのクラブの監督にも就任していない。チームのスタイル的にも中堅以下のクラブで結果を残せるイメージが強く、今季中に他の監督が解任された後釜として現場復帰しても不思議ではない。

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