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クビ寸前!? ヨーロッパ、解任危機の監督5人。もう限界? 全く結果を残せていないのは…

text by 編集部 photo by Getty Images

アレッシオ・ディオニージ(サッスオーロ)


【写真:Getty Images】


生年月日:1980年4月1日
今季リーグ戦成績:18試合4勝4分10敗(17位)

 直近10試合で1勝1分8敗…。現在セリエAで降格圏から一歩手前の17位に沈むサッスオーロの指揮官、アレッシオ・ディオニージの立場もかなり怪しいものとなっている。

 昨季11位だったサッスオーロがこれだけ苦しんでいるのには理由がある。その最大の要因は昨夏に立て続けに主力を引き抜かれたことだ。昨季のチーム内得点ランキングで1位のジャンルカ・スカマッカ、3位のジャコモ・ラスパドーリが退団した穴は大きく、代わりに獲得した新戦力も微妙なパフォーマンスが続いている。

 加えてクラブの顔とも言えるドメニコ・ベラルディが9月から11月にかけておよそ2ヶ月間の離脱を余儀なくされていた。こうした選手事情で苦戦を強いられているため、成績不振の全ての理由がディオニージにあるわけではないが、ワールドカップの中断明け以降の成績はあまりにも悪い。1月4日には当時セリエAで最下位に沈んでいたサンプドリアに敗戦を喫した。18位エラス・ヴェローナとの勝ち点差が7あるため今すぐに降格圏に沈むことはないだろうが、下3つのクラブが調子を取り戻した場合は本格的に残留争いに巻き込まれることになるだろう。となると、ディオニージ解任論の論調はさらに強くなりそうだ。

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