フットボールチャンネル

クビ寸前!? ヨーロッパ、解任危機の監督5人。もう限界? 全く結果を残せていないのは…

text by 編集部 photo by Getty Images

ジェシー・マーシュ(リーズ・ユナイテッド)


【写真:Getty Images】


生年月日:1973年11月8日
今季リーグ戦成績:18試合4勝5分9敗(15位)

 昨年2月にリーズ・ユナイテッドの監督に就任したジェシー・マーシュは。今季開幕前にタイラー・アダムスやブレンデン・アーロンソンら教え子たちを立て続けに補強。自らが望むサッカーを展開できるはずの選手を集めたのにも関わらず、全くもって結果は好転していない。

 攻守両面で課題を抱えているが、特に厳しいのが守備陣だ。その中でもスティーブ・クーパーとロビン・コッホのCBコンビは脆く、相手に簡単に起点を作られる上に自らがミスを犯してピンチを招くことも少なくない。また開幕直後こそ好調だったアーロソンが自信喪失なのか消極的パフォーマンスが続いており、19歳のウィルフリード・ニョントのドリブル突破頼みの攻撃が続いている。

 そして最も心配すべきことは、全く結果を残せていないのにも関わらず、今冬にマーシュの下で補強を続けていることだ。教え子のマクシミリアン・ヴェーバーに加え、ジョルジニオ・リュッターをホッフェンハイムからクラブレコードの移籍金で獲得した。1月13日にアストン・ビラに敗れた後にマーシュは「残留争いをしているようには感じられない」と会見で口にしたが、実際は最下位サウサンプトンと勝ち点は2しか離れていない。いつ降格圏に落ちてもおかしくない状況で、他国のリーグから20歳の若武者を連れてくる余裕はあったのだろうか。


【了】

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top