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絶好調! 欧州で輝く日本人ベストイレブン。このままサッカー日本代表のスタメンにしたい11人

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】


堂安律(どうあん・りつ)
生年月日:1998年6月16日
所属クラブ:フライブルク(ドイツ)
22/23リーグ戦成績:18試合2得点4アシスト
日本代表通算成績:34試合5得点4アシスト

 移籍1年目で活躍することは決して簡単なことではないが、強靭なメンタリティーを誇るこのレフティーにはあまり関係ないようだ。昨年夏にPSVからフライブルクに加入すると、瞬く間に不動の存在に。18試合で2得点4アシストというブンデスリーガでのここまでの成績は攻撃的選手として満足できるものではないかもしれないが、逞しいフィジカルを生かした攻守におけるハードワークは、組織的な守備を自慢とするフライブルクにおいて重要なものとなっている。

 右サイドからのカットインだけでなく、積極的に縦へも抜け出すなど、ドリブルのキレもインテンシティーの高いドイツの地に身を置いていることで増してきている。データサイト『Sofa Score』によれば、ブンデスリーガでのここまでのドリブル突破成功数は27回。これはフライブルクの中でトップ、そして全体10番目の成績となっているようだ。ここに継続して数字がついてくれば、文句なしだろう。


【写真:Getty Images】

古橋亨梧(ふるはし・きょうご)
生年月日:1995年1月20日
所属クラブ:セルティック(スコットランド)
22/23リーグ戦成績:21試合17得点1アシスト
日本代表成績:16試合3得点2アシスト

 今では数多くの日本人選手がヨーロッパの舞台で戦っている。その中で、今季最も多くのゴールを奪っているのが、セルティックに所属するこのストライカーだ。スコットランドに渡った昨季もコンスタントに結果を残していたが、在籍2年目の今季はさらに凄まじい活躍をみせている。セルティックはスコットランド国内で力が抜けているとはいえ、素晴らしいことだ。

 すべてが順調ではなかった。一時期は調子を落とし、ベンチスタートが続くこともあった。それでも自らの力で先発の座に返り咲くと、アンジェ・ポステコグルー監督にこれでもかとアピール。とくにFIFAワールドカップカタール2022終了後の活躍は目を見張るものがあり、リーグ戦8試合で7得点を奪っている。現在は計17得点で得点ランキング1位に立っており、日本人選手史上初の欧州リーグ戦得点王獲得への期待感が高まっている。


【写真:Getty Images】

三笘薫(みとま・かおる)
生年月日:1997年5月20日
所属クラブ:ブライトン(イングランド)
22/23リーグ戦成績:14試合4得点1アシスト
日本代表通算成績:13試合6得点3アシスト

 今ヨーロッパの舞台で最も評価を高めている選手と言っていいだろう。ユニオン・サン=ジロワーズへのレンタル移籍を終えブライトンに戻ってきた男は、グレアム・ポッター監督の元ではジョーカー起用がほとんどだったが、ロベルト・デ・ゼルビ新監督の元で左サイドのファーストチョイスに君臨。それまで絶対的存在だったレアンドロ・トロサール(後にアーセナルに移籍)を上回ってみせた。

 持ち味であるドリブルは世界最高峰の舞台とも称されるプレミアリーグでも問題なく通用しており、今や同舞台で最も危険なアタッカーと評価されることもある。また、ドリブルで魅せるだけでなく、目に見える結果も残しているのが凄いところ。先月22日のリーグ第21節のレスター戦ではカットインからスーパーミドルを沈め、さらに同29日のFAカップ、リバプール戦では芸術的なタッチからチームを勝利に導く逆転ゴールを奪ってみせた。このままいけば、次の移籍マーケットで人気銘柄となることは間違いないだろう。

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