フットボールチャンネル

Jリーグ 1年前

2023年Jリーグ戦力値ランキング10~18位。J1全18クラブの陣容を分析。残留争いは…

シリーズ:Jリーグ戦力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

14位:京都サンガ


監督:曺貴裁
2022順位:16位(30得点/38失点)
2022成績:勝ち点36(8勝12分14敗)
戦力値:70(攻撃14、守備19、選手層17、勝負強さ20)

 連動したプレスで相手の自由を奪い、速攻で相手ゴールに迫る曺貴裁監督のサッカーは、J1でも通用することが証明された。一方でピーター・ウタカが調子を落とした後半戦は成績が下降。最終的にプレーオフの末に残留を決めたが、その部分は今季の課題となるだろう。

 ウタカが抜けた最前線には、パトリック、一美和成、木下康介を加え、山﨑凌吾も含めて大型FWを揃えた。GK上福元直人の移籍に対しては、ヴァルネル・ハーンの獲得で穴埋めに成功。イヨハ理ヘンリー、平戸大貴はJ2で実績を残した選手で、競争の激化を生み出しそうだ。三竿雄斗は湘南ベルマーレ時代に曺監督の下で飛躍のきっかけを掴んだ過去があり、荻原拓也が抜けて手薄だった左サイドバックの有力な候補になるだろう。

 チームを去った上福元、荻原、ウタカの代わりとなる新戦力は、それぞれ前任者とは異なる武器を持っている。その特徴が京都でどのように融合するのか。守備面ではある程度計算が立っているだけに、課題となる得点力の部分がどうなるかが浮沈に影響する。

【関連記事】
2023年Jリーグ戦力値ランキング1~9位 全チーム紹介

1 2 3 4 5 6 7 8 9

KANZENからのお知らせ

scroll top