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2023年Jリーグ戦力値ランキング【アビスパ福岡】深刻な課題…。バージョンアップできるか?

シリーズ:Jリーグ戦力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

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明治安田生命J1リーグは17日に開幕する。アルビレックス新潟と横浜FCを加えた18チームで行われる今季のJ1で、横浜F・マリノスの連覇を阻止するチームは現れるのか。今回は、各チームの戦力を4項目(攻撃、守備、選手層、勝負強さ)に分けて数値化(各25点の100点満点)し、ランキング形式で紹介する。(数字は2月15日時点)


17位:アビスパ福岡


監督:長谷部茂利
2022順位:14位(29得点/38失点)
2022成績:勝ち点38(9勝11分14敗)
戦力値:65(攻撃13、守備20、選手層15、勝負強さ17)


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 8位から14位へ順位を落とし、アビスパ福岡はJ1昇格3年目のシーズンを迎える。長谷部茂利監督の下で強固な守備は根付いたが、どう得点を重ねていくかという明確な課題を抱える。昨季は新型コロナウイルスの感染拡大という不測の事態もあったが、相手の対策もさらに進む中でどうバージョンアップしていくかが今季のカギを握る。

 昨年のチーム最多得点の山岸祐也と3得点に終わったルキアンが残留し、フアンマ・デルガドが去ったが、J2で2年連続13得点を記録した佐藤凌我が加入。ジョルディ・クルークスが移籍したサイドハーフには、紺野和也が加わり、ドリブルというアクセントを加える。井手口陽介がコンディションを上げていけば、中盤も層の厚みが生まれる。

 とはいえ、全体的に見れば大きな戦力アップはなく、現有戦力の底上げにレベルアップをゆだねることとなる。志知孝明が抜けたところを亀川諒史が埋められるかも、得点という部分では重要なポイント。ただ、攻撃に比重を置くあまりに自慢の堅守が綻びをみせるようだと本末転倒だ。舵取りを含めて長谷部監督の采配に頼る部分は大きい。
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【了】

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