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日本代表 1年前

新たなサッカー日本代表で伊東純也に課せられた重要タスク。流れを変えた男の凄みとは【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

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サッカー日本代表は24日、キリンチャレンジカップ2023でウルグアイ代表と対戦し、1-1で引き分けた。先制される苦しい展開となった中、試合の流れを変えたのは後半途中からピッチに立った伊東純也だった。西村拓真のゴールをアシストした男には、新生森保ジャパンにとって重要なタスクが課されている。(取材・文:元川悦子)


ウルグアイ代表に苦戦するサッカー日本代表


【写真:Getty Images】

 桜満開の東京で、24日夜に行われた第2次森保ジャパン初陣のウルグアイ代表戦。あいにくの雨に見舞われたが、国立競技場は6万1855人という大観衆が集まった。それも4カ月前のカタールワールドカップ(W杯)の熱気が残っていたからだろう。2026年の北中米W杯に向けた第一歩となるこの一戦で、そのサッカー熱を削ぐような戦いをしてはいけない。森保一監督も選手たちもそういう意識を強めながらピッチに立ったはずだ。

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 初キャップの瀬古歩夢、A代表2戦目の菅原由勢、カタールではジョーカーと位置づけられた浅野拓磨、三笘薫、堂安律が揃ってスタメン出場した。

 日本代表は開始早々の3分に三笘が左サイドを50~60mドリブルで疾走。敵陣まで持ち上がってチャンスを作り、攻めのスイッチを入れる。19分にも相手CKをキャッチしたGKシュミットのスローインから三笘が一気に持ち上がるシーンがあり、彼のスピードは見る者に大きな期待感を抱かせた。

 しかしながら、この日は菅原・堂安の右サイド、伊藤・三笘の左サイドの縦関係が連係不足からスムーズさを欠き、攻めが単発になりがちだった。菅原と伊藤の両サイドバック(SB)が中に絞ってポジションを取り、堂安と三笘の両ワイドが外に開くという新たなビルドアップにもトライしたが、それもすぐには成果が出ない。前線アタッカー陣の強度も上がり切らず、苦戦が続く。

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