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日本代表 1年前

「やべえと思いながら…」田中碧が抱える課題。正念場のボランチがサッカー日本代表にもたらす連続性【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子

ウルグアイ代表戦で掴んだヒント



 本人も「動きの連続性」が重要だと考えており、前回対戦したフェデリコ・バルベルデをイメージしながらボールの出し入れを増やしていこうとしている。

「コロンビア戦に出たら、1対1の部分で負けないところと、連続性は出していかないといけない。出して動いたりとか、テンポを上げることが必要だと思います。

 SBが入ってきて、形を変える動きに今はトライしてますけど、個人個人が2~3回動くことによってスペースや時間も生まれるだろう。それはウルグアイ戦でバルベルデを見ていて思ったこと。

 僕ももともと止まってプレーするようなアンカータイプじゃないし、いろんなところにボールを出して動いて中に入っていくタイプ。バルベルデだったり、(ジュード・)ベリンガム(ドルトムント)のように何回も局面で顔を出しながらプレーできるようにしたいです」と本人も目を輝かせていた。

 確かに中盤の運動量を増やし、ボールを出して動いてというのを繰り返すことで、前回のような停滞感は払拭できる。トップ下に西村が入ることになれば、神出鬼没にスペースを突いていく彼との相乗効果で田中碧もより輝きを放つことが可能かもしれない。西村と共演した時間はほんのわずかで、連携面の課題はあるかもしれないが、相性は悪くなさそうだ。

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