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ドイツでは嫌われる。なぜサッカー日本代表の攻撃に「怖さがない」のか。「相手もバカじゃない」

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】



なぜサッカー日本代表の攻撃に「怖さがない」のか

 サッカー日本代表は28日、キリンチャレンジカップ2023でコロンビア代表と対戦し、1-2で敗れた。日本代表はボール保持の局面における改善に取り組んでいるが、3月の2試合では成果より課題が多くみられる結果に。ブンデスリーガでプレーする鎌田大地や堂安律はその問題点を指摘している。



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「ドイツは短いパスでちょんちょんするのを嫌う国。僕たちの所属チーム(フランクフルト)では禁じられているようなことなので」

 鎌田の言葉通り、ボールを奪ったら、素早く縦に攻めてゴールに迫るというのは優先順位の1番目に来なければいけない。堂安も「リスクはありますけど、セーフティーに前には行けない。相手もバカじゃないので、そういうのも大事」と縦への意識の重要性を説いた。

さらに、「Jリーグを批判しているわけではない」と前置きしたうえで、「Jリーグっぽいサッカーをしている感じが感覚としてある」と感じている。「ヨーロッパは縦に速く、ゴールに向かっていくサッカーで、歓声が常に響いて攻守が常に入れ替わる。プライオリティを忘れてはいけない」と警鐘を鳴らした。

 ブンデスリーガで上位を争うチームで主力を担う2人の言葉は重い。チームを強くするために彼らが口にした批判を、日本代表はどのような形で今後に生かしていくのだろうか。

(取材:元川悦子、構成:編集部)

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【了】

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