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「Jリーグでは多少余裕を感じた」4ゴールの町野修斗、サッカー日本代表戦直後に得点量産の理由

text by 加藤健一 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】



サッカー日本代表戦直後に4得点の衝撃

 明治安田生命J1リーグ第6節、湘南ベルマーレ対ガンバ大阪が1日に行われ、4-1で湘南が勝利を収めた。サッカー日本代表の活動から戻ってきた町野修斗は、21分の先制ゴールを皮切りに、前半だけで4得点を挙げる衝撃的な活躍で、チームを開幕節以来の勝利へと導いている。



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 28日のコロンビア代表戦から中3日。ナイトゲームからの昼間の試合ということで調整の難しさはあったが、「寝られない部分はありましたけど、気持ちで」と話し、先発起用に最高の形で応えた。

 コロンビア代表戦では1トップで先発出場し、三笘薫のゴールの起点となった。昨年9月のアメリカ合衆国代表戦ではほとんど何もできないままピッチを後にしたが、「アメリカ戦より起点になる回数も増えて、ある程度やれるんじゃないかなという感覚も持てた。それを自信に変えながら今回は結果を残すことができた」と手応えを感じている。

 一方、高いレベルの相手と対峙したことで課題も突き付けられている。

「(コロンビア戦では)シュートができず、悔しい部分もあった。コロンビアのDFは球際に強かったし、遅らせる守備ではなく、ボールを狩りに来ていた。後ろ向きの状態のときは激しく来るし、余裕を与えてくれない。そういう環境でやっていたので、Jリーグでは多少余裕を感じながらやれた」

 町野はライン間でボールを受けて前を向くプレーが得意だが、コロンビア代表のDFはタイトな守備で町野に前を向かせなかった。世界のスタンダードを感じたことで、ガンバ大阪戦では相手DFを思うがままに翻弄することができた。

 6試合を終えて得点数を一気に5まで伸ばし、得点ランキングでは小川航基と並んでトップに立つ。期待も重圧もかかるが、「プレッシャーがないと伸びないし、それを力に変える作業は得意な方なので、もっともっと期待してほしい」と語った。

(取材・文:加藤健一)

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