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横浜F・マリノス山根陸を輝かせた先輩のアドバイスとは? 「頭が上がらない」チームメイトたち

text by 加藤健一 photo by Getty Images

横浜F・マリノス 最新ニュース


【写真:Getty Images】



本職ボランチの山根陸が右サイドバックで先発出場

 明治安田生命J1リーグ第7節、横浜F・マリノス対横浜FCが8日に行われ、5-0でマリノスが勝利した。この試合、マリノスのケヴィン・マスカット監督はボランチを本職とする山根陸を右サイドバックで起用し、山根はその抜擢に応える活躍を見せた。活躍の裏側には先輩たちのアドバイスがあったという。



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 右サイドバックに離脱者が相次ぐ中、アカデミー出身の19歳に白羽の矢が立った。水曜日のYBCルヴァンカップ北海道コンサドーレ札幌戦で後半途中から右サイドバックを務めたが、「途中からサイドバックになるより、試合の頭からサイドバックで出るのは自分の中でちょっと緊張感が強かった」と振り返る。しかし、その堂々たるパフォーマンスでマリノスの勝利に貢献した。

「一番コミュニケーションをとったのは(水沼)宏太君。右サイドで一緒なので宏太君と自分の距離感だったり、ランニングのタイミングだったり、スペースの入り方は綿密に話しました」

 前半5分には水沼が右サイドからマイナスのパスを出し、ペナルティーエリアに走りこんだ山根がミドルシュートでゴールネットを揺らす場面も。惜しくも水沼のオフサイドにより得点は認められなかったが、急造のコンビにもかかわらず両者は関係性を築いていた。

「自分がフリーだなと思ったので宏太君を呼んだら本当にいいボールをくれたし、思い切って振ったらいいところに行ってくれた。ネットが揺れた瞬間は本当にマリノスで、日産スタジアムで、しかもダービーで先制点を取ることができてうれしかったですけど、興奮して変なところに走っちゃって(笑)。一応ゴールを決めたので気持ち的にも楽になったかなと思いました」

 活躍の裏には先輩たちのアドバイスがあった。

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