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長谷部誠の交代で崩壊?フランクフルト、鎌田大地にとって最悪のラストになった理由【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 小澤祐作 photo by Getty Images

長谷部誠の交代により機能しなくなったのは?

DFBポカール決勝、ライプツィヒ戦に先発出場した長谷部誠
【写真:Getty Images】



 3バックの中央で先発した長谷部は、エンクンクやユスフ・ポウルセンといった曲者相手にもタフに戦い、自由を与えていなかった。またビルドアップの貢献度も高く、3列目を飛ばした効果的な縦パスでリズムを作り出すシーンもあった。

 グラスナー監督はその長谷部を78分にベンチへと下げ、後ろの人数を4枚に変更している。しかし、相手の2トップに対しそれまでの3枚で数的優位を作れなくなったこともあってよりビルドアップで苦戦。そもそも長谷部以外のDF陣は足元に優れているとは言い難く、効果的な縦パスなどは激減した。

 それが最悪な結果に繋がってしまったのが85分のシーンだ。フランクフルトはドミニク・ショボスライにゴールネットを揺らされているが、この原因となったのがクリストファー・レンツのパスを自陣でカットされたことだった。レンツはCB→SBへの2度追いを行ったポウルセンのプレッシャーを受けており、前の選手との距離が遠い状態のまま苦し紛れのパスを選択してしまった。結果論にはなってしまうが、3バックを継続していればこの失点は防げたはずだ。

 フランクフルトは攻撃時のアイデアが豊富とは言い難く、コロ・ムアニへの放り込みが目立った。劣勢に立たされた終盤は、より顕著となっている。

 そのため、守備でどれだけ優位に立つことができるかが優勝のポイントだったが、結果としてローデと長谷部の交代により崩れてしまったのは痛手だった。疲労の考慮、また点を取るためには仕方がない部分があったのは事実だが、2度も選手交代後に失点をしているので、運が悪いだけでは片付けられないだろう。

 グラスナー監督、アルマミ・トゥーレ、そして鎌田にとってこれがフランクフルトでのラストゲームとなったが、ほろ苦い結末となってしまった。

(文:小澤祐作)

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