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日本代表 11か月前

堂安律が感じる物足りなさと理想像。サッカー日本代表を「勝たせる10番」とは?【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子

堂安律に対する海外の評価「数字的には半分」



 彼自身は「自分は決定力があるように日本では思われているんですけど、海外では決定力のなさが課題として出ている。今季も10・10(ゴール・アシスト)を狙っていたのに、数字的にはその半分しかいかなかった。もっともっと質を上げなきゃいけない」と物足りなさを口にしていたが、ここから一気に決定力を高めていけばいい。

 目下、堂安の代表実績は35試合出場5ゴール。中村俊輔の98試合出場24ゴール、香川の97試合出場31ゴール、南野の47試合出場17ゴールと比較すると、確かにまだまだだ。10番の先人たちに肩を並べ、追い越し、さらにはW杯のような大舞台で日本を勝利に導くゴールを決められる勝負強さを身に着けてくれれば、まさに理想的。つねに貪欲な24歳のアタッカーは高みを目指し続けていくに違いない。

 その道のりは険しいが、今回のエルサルバドル戦を大きな一歩にしたいところ。

「10番を背負っているということで、本人自身も自分にプレッシャーをかけているところがあるとは思いますけど、そこは彼のよさ。ギラギラ感を持って、これまで通り突き抜けた向上心を持ってプレーしてほしい」

 森保監督のエールも力にして、新10番には6月シリーズ初陣で強烈なインパクトを残してほしいものである。

(取材・文:元川悦子)

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【了】

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