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日本代表 11か月前

堂安律が感じる物足りなさと理想像。サッカー日本代表を「勝たせる10番」とは?【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子

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 サッカー日本代表は15日、キリンチャレンジカップ2023でエルサルバドル代表と対戦する。新たに今回から背番号10をつけることとなった堂安律は、日本代表でどのような選手になるのか。堂安は現状の課題と理想の両方を見据え、エルサルバドル戦に臨む。(取材・文:元川悦子)


エルサルバドル代表と対戦するサッカー日本代表

ウルグアイ代表戦に出場した日本代表のスターティングメンバー
【写真:Getty Images】

 2026年の北中米ワールドカップ(W杯)で悲願の8強入りを果たすべく、3月に本格始動した新生・日本代表。3月のウルグアイ代表、コロンビア代表との初陣2連戦は1分1敗と未勝利に終わっているだけに、今回の6月シリーズの第1戦・エルサルバドル代表戦は是が非でも勝利がほしいところだ。

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 FIFAランク75位と日本より下に位置するエルサルバドルだが、北中米カリブ海の国は難敵揃い。昨年のカタールW杯でコスタリカに手痛い黒星を喫したことはまだまだ記憶に鮮明である。

「エルサルバドルはコスタリカと同等の力がある。カタールW杯前に映像を見たが、両国が非常に拮抗した試合をしていて、粘り強い守備と攻撃力を持っている」と森保一監督も強調していた。その相手を確実に倒すことで、希望への未来が開けてくるはずだ。

 指揮官は今回、4-3-3(4-1-4-1)布陣でスタートすることを明言。スタメンもGK大迫敬介、DF(右から)菅原由勢、板倉滉、谷口彰悟、森下龍矢、アンカー守田英正、右インサイドハーフ(IH)堂安律、左IH旗手怜央、右ウイング(WG)久保建英、左WG三笘薫、1トップ・上田綺世という13日の公開紅白戦通りの11人を送り出す意向だという。

 この顔ぶれは、東京五輪世代&元川崎勢中心の陣容。カタールW杯選外の旗手や森下らも唐突感を覚えることなくプレーできるだろう。新戦力を加えながら、3月の2連戦で露呈した攻撃の停滞感を払拭し、躍動感溢れるゲームを見せてほしいものである。

 キーマンとなるのが、新たに背番号10をつけることになる堂安だ。3月シリーズでは空き番となっていた10番だが、今回の活動前に本人のところに知らせが届いたようだ。

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