11位：サンフレッチェ広島

監督：ミヒャエル・スキッベ
順位：8位
成績：勝ち点31（9勝／4分／8敗）
ルヴァン杯：グループステージ敗退
天皇杯：3回戦敗退

　ミヒャエル・スキッベ監督の下で若い戦力が次々と台頭するサンフレッチェ広島は昨季、リーグ3位とYBCルヴァンカップ優勝という結果を残した。さらなる上昇が期待された今季も序盤戦で5連勝して一時は2位に浮上するなど、上々の滑り出しを見せた。しかし、満田誠の戦線離脱以降は2勝2分6敗と大失速して8位まで順位を落としている。

　言わずもがな満田の抜けた穴は大きく、離脱直後にヴィッセル神戸、名古屋グランパス、浦和レッズ、横浜F・マリノスと上位陣との対戦が続いたのは不運だった。中断前直前の5試合でわずか2得点にとどまった得点力は課題で、新加入の加藤陸次樹に期待がかかる。

　幸か不幸か、浦和がAFCチャンピオンズリーグ（ACL）を制したことで、広島は今季のACL出場権を逃した。さらに、天皇杯とYBCルヴァン杯もすでに敗退しており、残すはリーグ戦のみ。日程面でのアドバンテージを結果に結び付けたいところだ。ただ、これ以上主力が離脱、移籍するようだと、順位ダウンも覚悟しなければならない。