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Jリーグ 9か月前

解任ブーストの効果は? J1・J2成績上昇ランキング1〜8位。監督交代で劇的に変化したのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

2位:清水エスパルス

2023シーズン途中から清水エスパルスの監督を務める秋葉忠宏
【写真:Getty Images】


監督交代前リーグ戦成績:7試合0勝5分け2敗(勝ち点5)
監督交代後リーグ戦成績:21試合12勝5分け4敗(勝ち点41)
1試合平均勝ち点:1.0→1.95

 清水エスパルスは“解任ブースト”をよく知るクラブだ。シーズン途中の監督解任は、今季で5年連続である。

 今回は実際にその効果が出ている。1年でのJ1復帰を目指す清水は、それにふさわしい戦力を擁してシーズンのスタートを切った。しかし、開幕から7試合でまさかの白星ゼロ。4月3日でゼ・リカルド監督の交代に踏み切り、今季コーチに就任していた秋葉忠宏が監督に昇格している。

 ここから清水は本領発揮。レノファ山口戦の6-0やいわきFC戦の9-1、藤枝MYFC戦の5-0など、大差での勝利もあって、順位を4位まで上げた。

 ただし、ブースト効果が弱まっているのも事実だろう。監督交代後8試合で清水は6勝2分けだった。その後の13試合では6勝3分け4敗となっており、勝ち点を重ねるペースは落ちている。もともとJ2ではトップクラスの戦力を有する清水。ブーストという一時的なものではなく、しっかり勝ちきれる力も見せたいところだ。

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