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海外サッカー 9か月前

もういらない…。“構想外”=ほぼクビ状態の名手10人。今夏の放出が確実な実力者たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:ニコラ・ペペ(コートジボワール代表)


【写真:Getty Images】


生年月日:1995年5月29日(28歳)
所属クラブ:アーセナル(イングランド)
22/23リーグ戦成績:19試合6得点1アシスト(ニース)

 アーセナルのワースト補強に名を連ねることになるかもしれない。コートジボワール代表のニコラ・ペペは、最後までグーナーのハートを射抜くことができなかった。

 180cm超えのアタッカーはフランスのリールで大ブレイクを果たし、一躍ビッグクラブ注目の的となった。その中の1つがアーセナルで、2019年に当時のクラブ市場最高額となる8000万ユーロ(約112億円)での移籍が成立している。それだけに期待は大きかったが、ペペはリーグ戦2桁ゴールに乗せた2020/21シーズン以外に目立った活躍を見せられず。とにかく好不調の波が激しく、ミケル・アルテタ監督の戦術との相性も悪かった。

 アーセナルは昨季、アルテタ監督の元でマンチェスター・シティに次ぐリーグ2位という好成績を残した。今夏は主力の放出を最低限に抑えつつ、デクラン・ライスやカイ・ハフェルツといったトップクラスの選手を加え、さらなるレベルアップを図っている。そんな完成されつつあるチームにおいて、ニースへのレンタル移籍から戻ってきたぺぺの居場所は当然ながらない。

 ペペには現在、トルコのベシクタシュが興味を寄せているという。ただ、同クラブは契約解除後のフリートランスファーでの獲得を希望しているようだ。もしペペがフリーで去ることになれば、アーセナルにとっては金銭面でも大きなマイナスとなる。

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