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海外サッカー 9か月前

もういらない…。“構想外”=ほぼクビ状態の名手10人。今夏の放出が確実な実力者たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:ロメル・ルカク(ベルギー代表)


【写真:Getty Images】


生年月日:1993年5月13日(30歳)
所属クラブ:チェルシー(イングランド)
22/23リーグ戦成績:25試合10得点6アシスト(インテル)

 今夏の移籍市場をざわつかせているのがロメル・ルカクだ。チェルシーで構想外でありながら未だに新天地が決まっていないが、彼は自分で自分の首を絞めていると言わざるを得ない。

 一昨年、ルカクは1億1300万ユーロ(約158.2億円)という巨額の移籍金でチェルシーに渡ったが、その金額に見合う活躍はできず、批判の的となった。それでも昨季にレンタルという形でインテルに復帰を果たすと、怪我に悩まされながらもリーグ戦で2桁ゴールとまずまずの結果を残している。当然ながら、ルカクはチェルシーを離れインテルに残留することを希望していた。

 ところが、あろうことかルカクは2度もお世話になったインテルを裏切った。今夏、インテルが完全移籍に向けてチェルシーと交渉を進める中、ルカク側は他クラブとのコンタクトを開始。それも、よりによって相手は宿敵であるミランやユベントスだった。これでルカクはインテルの怒りを買い、同クラブへの完全移籍という道を自ら閉ざすことになったのだ。

 現在ルカクはユベントス、トッテナムから関心を寄せられているようだが、前者のサポーターには早くも拒絶されている。チェルシー時代には「インテルに戻りたい」宣言、そして今夏にはインテルを裏切るなどリスペクトを欠いてきた同選手を快く迎えてくれるクラブはあるのだろうか。

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