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海外サッカー 9か月前

もういらない…。“構想外”=ほぼクビ状態の名手10人。今夏の放出が確実な実力者たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

GK:ケイラー・ナバス(コスタリカ代表)


【写真:Getty Images】


生年月日:1986年12月15日(36歳)
所属クラブ:パリ・サンジェルマン(フランス)
22/23リーグ戦成績:0試合0失点(パリ・サンジェルマン)
22/23リーグ戦成績:17試合32失点(ノッティンガム・フォレスト)

 コスタリカ代表のケイラー・ナバスは、世界最高峰の守護神だ。GKとして大柄ではないが、類稀な反射神経を備えており、レアル・マドリード時代には理不尽なシュートストップを連発してUEFAチャンピオンズリーグ(CL)3連覇という前人未到の快挙達成に大きく貢献していた。

 ティボー・クルトワ加入の影響でマドリーでの居場所を失ったナバスは、2019年よりパリ・サンジェルマン(PSG)に身を置いている。ただ、ここでもライバル加入の煽りを受けており、2021年にジャンルイジ・ドンナルンマが加入してからは2番手に降格した。昨季はリーグ戦での出場が1試合もなく、後半戦はレンタルという形でノッティンガム・フォレストのゴールを守っている。

 PSGは今季、指揮官がクリストフ・ガルティエからルイス・エンリケに変わっているが、ドンナルンマがGKのファーストチョイスであることに変わりはない。フランス紙『レキップ』もPSGが売却したいと考えている選手のリストにナバスの名前を挙げているなど、やはりフランス王者にとってコスタリカ人はそれほど重要ではないようだ。

 36歳になったとはいえ、GKとしての能力に疑いの余地はないナバス。そんな同選手も、今夏多くの実力者が渡っているサウジアラビアからの誘惑を受けているようだが、果たして欧州でのキャリアは続くのだろうか。

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