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海外サッカー 9か月前

もういらない…。“構想外”=ほぼクビ状態の名手10人。今夏の放出が確実な実力者たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:マルコ・ヴェラッティ(イタリア代表)


【写真:Getty Images】


生年月日:1992年11月5日(30歳)
所属クラブ:パリ・サンジェルマン(フランス)
22/23リーグ戦成績:29試合0得点0アシスト

 ペスカーラで頭角を現したマルコ・ヴェラッティは、2012年、当時19歳でパリ・サンジェルマン(PSG)へとステップアップを果たした。以降、フランスでのプレーを続けており、今やクラブの最古参選手となっている。

 怪我の多さがウィークポイントだが、MFとしての能力に疑いの余地はない。足元の技術が高く、繊細なパスでリズムを生むこともできれば、推進力のあるドリブルで相手の守備を困惑させることもできる。加えて、165cmと小柄ながらボールを刈り取る上手さも兼ね備えており、これまで幾度となくピンチをかき消してきた。

 しかし、今季PSGの新監督に就任したルイス・エンリケにはあまり必要とされていないようだ。ヴェラッティは、ネイマール(今夏アル・ヒラルに移籍)らと同様、エンリケ監督とルイス・カンポスSDから戦力外通告を受けたと報じられている。その影響か、2023/24シーズンのリーグ・アン開幕節のロリアン戦ではベンチメンバーに入ることすらなかった。

 そのため今夏の移籍が濃厚だが、30歳という年齢に加え怪我も多いことを考えると、今後長く欧州トップレベルでプレーする可能性は決して高くない。事実、現時点ではネイマールらが所属するサウジアラビアのアル・ヒラルが新天地候補として有力視されている。

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