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菅原由勢が描く活躍のイメージ
サッカー日本代表は現地時間9日、国際親善試合でドイツ代表と対戦する。昨年のFIFAワールドカップメンバーから外れた菅原由勢は、大会以降に行われた4試合すべてに右サイドバックとして出場している。不動の地位を築きつつある23歳にとって、ドイツ代表戦は自らの実力を測る絶好の機会になりそうだ。
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「だってもう、勝ったらうれしいじゃないですか! 凄いって思うし。もちろん、悔しさを持てなくなったらサッカー選手をやめたほうがいいと思う。次のワールドカップもそうだし、この3月、6月の代表を目指していた」
ワールドカップメンバーに選ばれず、4年に一度の大舞台を菅原はテレビで見ていた。日本代表の躍進を喜ぶ一方で、一サッカー選手として悔しさを感じていた。「いくら親善試合とはいえ、ドイツ代表はドイツ代表。自分の感覚として生で味わえるようにしっかり戦いたい」と、来るドイツ代表戦に向けて意気込みを語った。
「自分の現在地を測れる試合になる」と菅原が言うように、チームにとっても絶好の腕試しの機会となる。「1対1は非常に強いし、世界基準だと思う。その状況になったらしっかり勝負したいし、1人で守るのは大事だけど、ボランチやセンターバックがしっかりサポートしてくれると思う。組織として対応していく必要があるので、コミュニケーションを取りながらやれたらと思う」と活躍のイメージを膨らませる。
サイドバックというポジションは守備だけでなく、攻撃にも大きな影響を与える。前方には伊東純也や久保建英といった核になる選手が入ることもあり、彼らをどう活かしていくかも大切なポイントとなる。
「間で受けるのが得意な選手、サイドで仕掛けられる選手もいる。とにかく相手が嫌なところにボールを運んでスペースを突けるようにしていきたい」
「相手ありきのサッカーではある」という菅原の言葉は決して受け身になるという意味ではなく、相手の出方に応じて柔軟に対応していく心構えの表れだろう。所属するオランダのAZでUEFAヨーロッパリーグなどハイレベルな経験を積み重ねている23歳にとって、ドイツ代表戦はキャリアの転機になりうる試合になるかもしれない。
(取材:元川悦子【ドイツ】、構成:編集部)
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