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「研ぎ澄まされていた」スペイン人指導者が高く評価したサッカー日本代表。その一方で「習得すべき大事なことが残されている」

2023年09月20日(水)11時00分配信

シリーズ:フットボール批評オンライン
text by 川原宏樹 photo Getty Images
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スペイン人指導者が解説する「研ぎ澄まされていた」シーン



 ドイツ戦から中2日でトルコ戦に臨んだ日本代表は、10人ものスターティングメンバーを入れ替えた。大幅にメンバーを変更したにもかかわらず、大きく質を落とすことなく戦って勝利した日本代表をアレックスはポジティブに捉えている。

「ドイツ戦から続いてプレーしたのは伊藤洋輝だけで、残りの10人は異なっていました。そのなかで日本は同じシステムを採用していました。トルコは後方に引き気味でしっかりとブロックをつくる守備を得意としていて、日本が苦手とする相手です。ワールドカップで戦ったコスタリカのようなチームで、守備に重きを置いてカウンターを狙っていました。そういった相手であっても日本は自信を持ってプレーできているように見えました」

 続けて、苦手意識を感じさせずに自信を持ったプレーとは、どういったものだったのかを解説してくれた。

「日本はゴール前にボールが入ったときの感覚が、研ぎ澄まされていたように感じました。伊藤敦樹の先制点が示すように、日本はわずかでもスペースが生まれればシュートを狙っていきました。そういった積極的なプレーは自信の証なのではないでしょうか」

 トルコ戦でもドイツ戦に続いて4得点を挙げて快勝した。大量得点による勝利は前述の積極性以外の要因もあるという。

「選手間の入れ替わりによるポジションチェンジを継続的に行っていました。そういったアイデアはゴール前でも見られ、滞りを感じさせない的確なものでした。それが大量得点となった1つの要因といえるでしょう」

 そういった攻撃を生み出す基礎となるビルドアップにおいては、ボランチのプレーが効果的だったと指摘する。

「遠藤航と守田英正に代わって、トルコ戦では田中碧と伊藤敦樹が出場しましたが、2人のプレーはチームに安定をもたらしました。ボールをよく動かして、チームをうまく循環させていました。さらに、得点機会になると積極的に攻撃参加をして、ゴールを目指していました。それより攻撃に厚みをつくりあげていました。特に前半は、そういった良いプレーを継続的に行えていたように思えます」

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