フットボール批評オンライン

「研ぎ澄まされていた」スペイン人指導者が高く評価したサッカー日本代表。その一方で「習得すべき大事なことが残されている」

シリーズ:フットボール批評オンライン text by 川原宏樹 photo by Getty Images

アジアカップで活きる「大きな強み」

サッカー日本代表FW中村敬斗とFW久保建英
【写真:Getty Images】



 ドイツ戦とトルコ戦を合わせて、森下龍矢以外の25名が起用された。それでもチームとしてのクオリティを落とさずに勝利したという事実をもって、アレックスはチームの競争力について言及した。

「今回の2試合を総括すると、主力といわれる選手と控えになっていた選手で大きな差はないということがわかりました。たとえば、右サイドバックでは菅原由勢と毎熊晟矢が先発起用されていましたが、互いに違うキャラクターを持ちつつも、ともに質の高いプレーを見せてくれました」

「個人的に久保建英は絶対的なスタメンとして起用すべき選手だと思っていますが、そんな彼が出場しなかったとしても、今の日本は同じようなクオリティを出せる選手がいます。それはボランチでもそうですし、どこのポジションでも同じことが言えます

「いずれのポジションにも複数の選手でちゃんと競争があります。しかも、それぞれに大きな差はなく、その競争力が高いレベルで繰り広げられています」

 この高品質なチームの競争力が強みとなり、今後の日本にとって重要になるときが来ると主張する。

「そういった競争力は、チームにとって重要になってきます。なぜなら、大会になれば異なる特徴を持ったチームと限られたメンバーで戦わなければなりません。そういった異なる状況のなかで、監督が切れるカードが豊富なのは、チームとって大きな強みになるからです」

「今回の2試合で、日本は違うキャラクターを持つクオリティの高い選手が集まっているということを改めて認識させました。この選手層の厚さは多種多様な状況においても、強みを引き出しやすくなることでしょう。次の大きな大会はアジアカップになりますが、そこでの戦いにおいてポジティブに働くことは間違いなく、きっとチームが前向きに戦える要素の1つになることでしょう」

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