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遠藤航が実感した「リバプールの生命線」。サッカー日本代表に持ち込みたい「姿勢」とは

text by 編集部

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日本代表MF遠藤航
【写真:Getty Images】



リバプールでの経験をサッカー日本代表に

 サッカー日本代表は13日、MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2023でカナダ代表と対戦する。「いい準備はできているのでしっかりと勝てるようにチームとして戦っていきたい」と意気込む遠藤航は、今季からプレーするリバプールで得た経験を日本代表にうまく取り入れようとしている。



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 今季リバプールに加入した遠藤は、ここまで公式戦8試合に出場している。加入直後のボーンマス戦がプレミアリーグデビューとなり、続くニューカッスル戦では初先発を飾っている。プレミアリーグでの先発出場はニューカッスル戦の1試合のみだが、UEFAヨーロッパリーグでは2試合とも先発起用され、先月27日のカラバオカップ・レスター戦では初アシストをマークしている。

 これまでのチームでは中心的な存在だったが、リバプールでは起用される保証がない立場で、欧州ではこれまで経験したことのない週2ペースで試合が続いている。これまでとは異なる環境について遠藤は「なんだかんだ週1回は出場しているので、今までと変わらないし、シュトゥットガルトにいたときと変わらないルーティン」と話している。

 直近のブライトン戦では出場なしに終わったが、「今出ている選手に比べて信頼をそこまで勝ち得ていないだけ」と現状を冷静に見つめる。そのうえで、世界最高峰のクラブならではの体験についても触れている。

「リバプールのサッカーは切り替えの早さが生命線であり、それは代表でも求められる部分なのかなと照らし合わせながらやっている。もちろんリバプールと代表でそれぞれやり方があるので、全部をここ(代表)で落とし込もうとは思ないけど、うまくミックスさせないといけないと思う」

「彼らの1対1でどんどん足を出して奪いに行く姿勢は確実に大切だと思う」と具体的に述べたうえで、「ドイツ戦で自分たちも見せられたと思うし、リバプールだからではなく、他の選手たちもわかっていると思う」と日本代表にもそれが備わっていることを強調している。

 日本代表ではキャプテンとして、中盤の要として、チームをオーガナイズする役割を期待される。「自分が動かすというよりも、チームとしてのやり方をやっていくだけ」と言うとともに「守備の部分でハマらなかったときにシステムを変えるのか、ハメ方を変えるのかが自分に求められている役割」と自らのタスクを整理している。

(取材:元川悦子、構成:編集部)

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【了】

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