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Jリーグ 7か月前

次はどこへ? Jリーグに招聘したい日本人フリー監督5人。確かな実績を持つ名将たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

村主博正

いわきFCを率いた村主博正
【写真:Getty Images】


生年月日:1976年7月29日(47歳)
最終指導歴:いわきFC(2023年6月)
主なタイトル:J3優勝(2022年:いわきFC)

 村主博正は2023シーズン途中でいわきFCの監督契約が解除となったが、同クラブでの功績は評価されている。

 選手時代に北海道コンサドーレ札幌や大宮アルディージャ、サガン鳥栖、アビスパ福岡などでプレーしていた村主は、現役を終えて指導者の道へ。FC岐阜やFC町田ゼルビア、松本山雅FCでコーチを務めてきた。

 2021年にS級ライセンスを取得すると、翌2022シーズンにいわきFCの監督に就任。監督として初のシーズンだったが、強度の高い守備とシンプルな攻撃を軸にJ3で圧倒的な強さを見せていわきFCを優勝に導き、J2昇格を果たしている。

 2023シーズンは大きな補強なくJ2に挑戦。相手のレベルが上がったことでこれまでの戦い方が通用しなくなった感は否めず下位に低迷し、6月に監督交代となった。

 村主は最後の日に、チームやスタッフへのあいさつを拒否したという。「プロはそういう世界であることを分からせた方がいいです」と大倉智代表取締役に話し、J3からJ2に上がったばかりのチームにプロの厳しさを背中で語って去ったそうだ。

 それでも、監督キャリア初の仕事で結果を残した手腕には、他クラブが関心を寄せるだろう。

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