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【遠藤航・分析コラム】明らかだったクロップからの信頼。遠藤の成長で近づくリバプールの完成形とは?

シリーズ:分析コラム text by 小澤祐作 photo by Getty Images

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プレミアリーグ第15節、シェフィールド・ユナイテッド対リバプールが現地時間6日に行われ、0-2でアウェイチームが勝利している。サッカー日本代表MF遠藤航はフル出場を果たし、勝利に貢献している。着々と序列を上げつつある遠藤が、当初想定されていた中盤の構成を完成させるかもしれない。(文:小澤祐作)


早々に警告も…。遠藤航は信頼されている

リバプールに所属する遠藤航
【写真:Getty Images】

 クリス・ワイルダー監督を呼び戻したばかりの最下位シェフィールド・ユナイテッドは少し不気味な存在だったが、リバプールは危なげなく2-0の勝利を収めた。

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 プレミアリーグの上位陣にとって12月の日程はまさに地獄だ。毎週のように2試合をこなさなければならず、それゆえ指揮官にはより柔軟なマネジメントが求められる。ユルゲン・クロップ監督は前節のフラム戦からスタメン4名の選手を入れ替え、シェフィールド戦に臨んでいた。

 サッカー日本代表の遠藤航は、前節とは違いスタメンに名を連ねた選手の1人だ。アンカーの位置に入り、ドミニク・ショボスライ、アレクシス・マック・アリスターと共に中盤を形成した。

 遠藤は34分、敵陣でオーストン・トラスティをスライディングタックルで削ってしまい、イエローカードを提示されている。アンカーの選手が早々に警告を受けてしまうとその後のプレーに影響があり、退場する危険性も高くなるため、指揮官によっては早めにベンチへ下げることもあるが、クロップ監督はそうではなく、遠藤をフル出場させている。理由を1つに絞ることはできないが、信頼されているのは確かだろう。

 その遠藤はドイツ人指揮官の期待に応えている。前節フラム戦で決めたスーパーミドルがそうさせたのか、プレーには明らかに自信と余裕があった。

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