MF:長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)
生年月日:1984年1月18日(39歳)
契約満了:2024年6月30日
市場価値:80万ユーロ(約1.1億円)
23/24リーグ戦成績:3試合0ゴール0アシスト
39歳となったカイザー(皇帝)は今なお、トップレベルの舞台で戦い続けている。
長谷部誠は、先日行われたブンデスリーガ第14節バイエルン・ミュンヘン戦では後半36分からピッチに立ち、クローザーとしての役割を完遂。5-1という絶対的王者相手への大金星に貢献した。この試合は長谷部にとってフランクフルトでのリーグ戦230試合目となり、外国籍のクラブ歴代最多出場選手としてクラブ史に名を刻んでいる。
2022年2月にクラブとの契約を2027年まで延長。その内容は、「1年間選手としてプレーし、その後はコーチングスタッフとしてクラブに関わる」というものだった。しかし今年3月に東京で記者会見を開き、さらに1年間(2024年夏まで)現役を続けることを発表した。
フランクフルト在籍10シーズン目となる今季はリーグ戦の出場こそ少ないが、DFBポカールでは全3試合に先発出場。3バックの一角や守備的MFの位置からチームの守備を安定させ、ビルドアップの起点になっている。
昨季チームを率いたオリバー・グラスナー監督に「選手として、人間として、マコトはいつだって信頼できる」(『Bulinews』)とまで言わせた同選手は、もはやただの選手ではないだろう。同選手が持つプロフェッショナルとしての高い意識と豊富な経験値は他の選手では替えが利かない、クラブの財産だ。来夏さらに契約を延長し、生ける伝説として現役続行するのか…長谷部誠が下す決断に注目したい。