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サッカー日本代表は「馴れ合いと紙一重」。9連勝でアジアカップ2023へ、チームを刺激する役割を担うのは?

text by 編集部 photo by Getty Images

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9連勝でアジアカップ2023に乗り込むサッカー日本代表

サッカー日本代表DF中山雄太
【写真:Getty Images】

 サッカー日本代表は14日、AFCアジアカップカタール2023(アジア杯)グループリーグ初戦でベトナム代表と対戦する。別メニュー調整が続いていた中山雄太は「もう大丈夫」とコンディションが上がっていることを強調する。昨年6月から9連勝で今大会に臨む日本代表だが、決して現状に満足することなく気を引き締めた。



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 前回大会でカタール代表に敗れて優勝を逃した日本代表は、王座奪還が至上命題とされる。それに向けて中山は「まずは初戦をしっかり勝っていくところは共通認識としてある。前回大会を見ても初戦はたぶん難しくなる」と話す。前回大会の初戦ではトルクメニスタン代表に先制を許しながら逆転勝利を収めていた。

 さらに、大会制覇を目指すにあたり、「大会を通して全員で戦わなければいけない」と総力戦になることを強調する。「出てない選手も途中から、出られない選手も2戦目に向けてしっかりとイメージを作っていくことが大事」と話した。

 中山が本職とする左サイドバックにはシュトゥットガルトで活躍する伊藤洋輝がいる。「併用されるのであればそれを受け入れなければいけないですけど、気持ちとしては全部出る気持ちで全員がいればいい」とポジション争いの心の持ちようについても触れている。

 日本代表は現在9連勝中だが、「いい雰囲気と馴れ合いは紙一重」と慎重な見方をしている。「今回で言えばイレギュラーや予期せぬことも起こる可能性があるので準備していきたい」と話すとともに、「何かあれば刺激できるような立ち位置でいたい」とチームを支える覚悟を示した。年代別日本代表で東京五輪大会前まで主将を務めたリーダーは、ピッチ内外を問わずチームに貢献する役割が求められる。

(取材:元川悦子【カタール】、構成:編集部)

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