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鈴木彩艶に「試練を与えた」。なぜサッカー日本代表はGKを替えなかったのか【アジアカップ2023】

text by 編集部 photo by Getty Images

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木彩艶に「試練を与えた」と語る森保一監督

日本代表GK鈴木彩艶
【写真:Getty Images】

 サッカー日本代表は24日、AFCアジアカップカタール2023・グループリーグD組第3節でインドネシア代表と対戦した。日本代表はこの試合に3-1で勝利し、同組2位での決勝トーナメント進出を決めた。試合後、チームを率いる森保一監督がインタビューに応じている。

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 前半から日本代表のボール支配率は77%を記録し、被シュート数も0本に抑えるなど、チームはインドネシア代表を攻守で圧倒した。しかし、3-0で迎えた後半のアディショナルタイム、日本はロングスローからファーサイドへのこぼれ球を決められて失点してしまった。

 GK鈴木はここまでの2試合でいずれも2失点。3戦連続スタメンとなったこの日も最後の最後で完封とはならなかった。

 試合後に、森保監督は鈴木について「非常に冷静にプレーしてくれたと思います。その状況で一番相手のゴールに向かっていく最大のプレーを見て選択してタッチをつなげてというところは、良いところをだしてくれた」と評価した上で、GKを替えなかった理由について次のように述べている。

「1戦目、2戦目を戦った中で、第3戦、前川(黛也)を起用したりとか、経験のある選手を起用するという選択肢もあった。1戦目、2戦目、2失点して、本人(鈴木)にもプレッシャーがかかっていたと思う。まだ彼は若いので、経験を積む、さらに大きくなってもらうという部分で、ある意味で厳しいですけど、試練を与えた」

 また、中6日で行われるラウンド16以降の戦いについては「戦術的なシステムや、人を試す時間が中6日ということで(時間が)できたと思っている」と述べた上で、「より勝つ確率を上げる、勝つ可能性を上げるための時間がいただけたと思っているので、チームがポジティブに勝つための準備ができれば」と冷静に見据えていた。

(取材:元川悦子【カタール】、構成:編集部)

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【了】

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