フットボールチャンネル

日本代表 4か月前

サッカー日本代表からは? アジアカップ・グループリーグのベストイレブン。ここまで最高の選手は?【アジアカップ2023】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

CB:冨安健洋(日本代表)

日本代表DF冨安健洋
【写真:Getty Images】


所属クラブ:アーセナル(イングランド)
生年月日:1998年11月5日
アジアカップ2023成績:2試合0得点0アシスト

 日本代表における冨安健洋の重要さは、目新しい発見ではない。それでも、冨安が出るか出ないかでチームが大きく違うのは確かだった。

 負傷明け間もない状態で大会に入った冨安は、初戦のベトナム代表戦はベンチ外で、2戦目から出場している。イラク代表との試合は前半に押し込まれる時間が続いたが、後半のスタートから投入された冨安がラインを押し上げて、日本代表の守備を修正した。

 グループリーグ最終戦のインドネシア代表戦は先発でプレーし、日本代表の守備に安定感をもたらした。日ごろプレミアリーグでワールドクラスのFWと戦っているだけあって、対人守備に全く不安がない。また、攻撃の起点としても優秀で、簡単に蹴り出してもいいようなボールでもしっかりとコントロールして味方につないだ。

 攻守ともにレベルが高い冨安の不安要素といえば、負傷離脱が多いことくらいだろう。万全の状態であれば、日本代表で最も安心してみていられる選手の1人だ。

CB:アリ・アル・ブライヒ(サウジアラビア代表)

サウジアラビア代表のアリ・アル・ブライヒ
【写真:Getty Images】

所属クラブ:アル・ヒラル(サウジアラビア)
生年月日:1989年11月21日
アジアカップ2023成績:3試合1得点0アシスト

 アリ・アル・ブライヒは、2018年に28歳でサウジアラビアA代表デビューを飾った比較的遅咲きの選手だ。それでも、ワールドカップ2大会でプレーするなど経験を重ね、今大会でも中心選手として奮闘している。

 サウジアラビア代表は、グループリーグ3試合で1失点という強固な守備を誇っている。初戦のオマーン代表戦の失点もPKによるものだった。そのディフェンスの要を担っているのがアル・ブライヒだ。オマーン代表戦では守備だけでなく、1-1で迎えた後半アディショナルタイムにゴールを決めるなど攻撃でも活躍。サウジアラビア代表を勝利に導いた。

 サウジ・プロリーグは近年、世界のトップレベルを獲得して話題になっているが、アル・ブライヒはそういった環境で自信をつかんでいるのかもしれない。昨年12月にはアル・ナスルと対戦した際には、FWクリスティアーノ・ロナウドをシャットアウトし、3−0の勝利をもぎ取っている。試合中にはC・ロナウドに顔を近づけて激しく抗議をするシーンもあった。C・ロナウドが呆れた表情で耳に手を当てて、「聞こえないよ」というジェスチャーをしたシーンも話題になっている。

1 2 3 4 5 6

KANZENからのお知らせ

scroll top