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日本代表 4か月前

サッカー日本代表からは? アジアカップ・グループリーグのベストイレブン。ここまで最高の選手は?【アジアカップ2023】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:アイメン・フセイン(イラク代表)

イラク代表のアイメン・フセイン
【写真:Getty Images】


所属クラブ:アル・クウワ(イラク)
生年月日:1996年3月22日
アジアカップ2023成績:3試合5得点0アシスト

 イラク代表のアイメン・フセインは、第2戦で日本代表から2得点を挙げた選手だが、ほかの2試合でもゴールを決めており、ここまで5得点で大会得点ランキングトップに立っている。

 フセインは、2015年に19歳でイラク代表デビューを飾った。主力としてチームに定着するまで時間は掛かったが、2020年以降はセンターフォワードのレギュラーとして扱われている。

 フセインの最大の特長は、身長189cm・体重84kgの恵まれた体格を活かした空中戦だ。前線でフセインが競り勝つ前提でイラク代表の攻撃が始まっており、得点力だけでなく、戦術的にも要となっている。

 ここまでフル出場はなく、3試合合計のプレー時間は120分。フセインは出場24分あたり1得点を挙げている計算になる。日本代表を苦しめたフィジカルは、決勝トーナメントでも発揮されるだろうか。

FW:上田綺世(日本代表)

サッカー日本代表でプレーするFW上田綺世
【写真:Getty Images】

所属クラブ:フェイエノールト(オランダ)
生年月日:1998年8月25日
アジアカップ2023成績:3試合3得点0アシスト

 日本代表は、グループリーグで上田綺世の決定力に救われた。上田の3得点がなければ、日本代表はいまごろもっと厳しい状況になっていたかもしれない。

 日本代表は初戦のベトナム代表戦で細谷真大を先発起用したがうまく機能せず、後半から上田が投入された。チャンスそのものは多くなかったが、数少ない好機を活かして1得点を記録し、白星スタートに貢献している。

 第2戦のイラク代表戦では浅野拓磨が先発だったが、こちらも機能したとは言いがたく、試合を1-2で落としている。そして第3節のインドネシア代表戦では上田が今大会初先発となり、開始直後にPKを獲得して先制点を決めると、後半にもゴールを奪った。試合終盤には記録上相手のオウンゴールとなっているものの、上田のシュートからゴールが決まっており、ほぼハットトリックと言える活躍を見せた。

 上田はグループリーグで示した抜群の決定力だけでなく、前線でボールを収めるプレーも得意としており、攻撃の活性化が期待できる。森保一監督が、決勝トーナメントで上田をFWの軸として考えていても不思議ではないだろう。

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