フットボールチャンネル

日本代表 3か月前

サッカー日本代表、予想スタメン全選手紹介&フォーメーション。中2日のイラン戦で変更するのは?【アジアカップ2023】

シリーズ:日本代表予想スタメン&フォーメーション text by 編集部 photo by Getty Images

MF:遠藤航(背番号6)

サッカー日本代表MF遠藤航
【写真:Getty Images】


生年月日:1993年2月9日(30歳)
所属クラブ:リバプール(イングランド)
23/24リーグ戦成績:15試合1得点0アシスト
日本代表通算成績:59試合3得点4アシスト

 遠藤航はここまで日本代表のフィールドプレーヤーで唯一、今大会でフル出場している。それだけ信頼の厚さを感じさせるだけに、バーレーン代表戦以上に厳しい戦いが予想されるイラン代表戦の先発メンバーにも名を連ねるはずだ。

 グループステージ第3節では警告を受けており、もう1枚イエローカードをもらうと出場停止となる。そのため、ラウンド16のバーレーン代表戦ではカードをもらわないように気をつけていたという。イラン代表戦でもカードをもらわないに越したことはないが、優勝候補でもあるイラン代表との一戦に遠藤を温存するという選択肢はないだろう。

 今大会では4試合連続で失点しているが、チームの連係は試合を経るごとに成熟してきており、アンカーでプレーする遠藤はそれを肌で感じている。ここからは中2日、中3日の過密日程となるが、2018年のヨーロッパ移籍後、長期離脱もほとんどなくピッチに立ち続けてきた遠藤に休養は不要だろう。

MF:守田英正(背番号5)

サッカー日本代表MF守田英正
【写真:Getty Images】

生年月日:1995年5月10日(28歳)
所属クラブ:スポルティングCP(ポルトガル)
23/24リーグ戦成績:14試合1得点3アシスト
日本代表通算成績:31試合2得点3アシスト

 グループステージ第3節では旗手怜央が先発で起用され、中盤で持ち味を見せていた。しかし、ラウンド16のバーレーン代表戦では先制直後に右ふくらはぎを負傷して後退を余儀なくされた。そのため、イラン代表戦ではラウンド16で旗手に代わって投入された守田が3試合ぶりに先発に復帰するだろう。

 なかなかチームが軌道に乗らなかった今大会最初の2試合では、守田自身もいいパフォーマンスを見せることができなかったが、その反省はすでに消化済み。ラウンド16では前半途中という難しい場面での投入だったが、違和感なくピッチに入ることができた。こういった戦術理解能力の高さがこそが守田の持ち味でもある。投入される前にも冨安健洋にアドバイスを送るなど、チームのために働く献身性もある。

 潤滑油的に動くのを得意とする一方で、自らアクションを起こしたときの迫力も魅力。バーレーン代表戦では機を見て攻め上がるシーンでチャンスを作るなど、攻撃面にも特徴を持っており、練習ではFW顔負けのミドルシュートを何度もたたきこんでいる。遠藤とともに中盤を支える頭脳は、イラン代表戦でどう機能するのだろうか。

MF:久保建英(背番号20)

サッカー日本代表MF久保建英
【写真:Getty Images】

生年月日:2001年6月4日(22歳)
所属クラブ:レアル・ソシエダ(スペイン)
23/24リーグ戦成績:18試合6得点3アシスト
日本代表通算成績:33試合4得点7アシスト

 ラ・リーガ屈指のアタッカーに成長した22歳は、アジアカップでもその実力を証明している。チームはレアル・ソシエダでの過密日程も考慮しており、決勝に向けて徐々にコンディションが上がっていくように配慮しているようだ。初戦は途中出場で、徐々に出場時間を伸ばしており、パフォーマンスも試合ごとに向上している。初戦のベトナム代表戦では投入直後にアシスト、ラウンド16のバーレーン代表戦ではゴールと、結果もしっかりと残している。

 右ウイングを務めるソシエダとは役割が異なり、今大会ではトップ下で起用されることが多い。優れたウイングプレーヤーを多く擁する日本代表では様々なエリアに顔を出してボールを触ってチャンスを作っていくプレーが多い。2023年以降は3得点7アシストと、代表ではアシスト数が上回っているのはそうした役割の違いを表している。

 三笘薫がグループステージで不在、伊東純也も第3節から欠場して準々決勝以降は離脱する。久保へのマークは必然的に厳しいが、ラ・リーガで結果を残し続ける久保にとってはそれほど厳しいものではないのかもしれない。チームトップの6000万ユーロ(約84億円)の市場価値(データサイト『transfermarkt』を参照)を持つレフティーがイラン代表に襲い掛かる。

1 2 3 4 5 6

KANZENからのお知らせ

scroll top