フットボールチャンネル

日本代表 4か月前

英国人が見たサッカー日本代表対イラン戦「あってはいけない」「久保建英はいつもより…」「バラバラ…。困ります」

シリーズ:英国人が見た○○戦 text by 編集部 photo by Getty Images,Shinya Tanaka

「あってはいけない」

サッカー日本代表
【写真:田中伸弥】



――これはPKないですか? 鈴木がこぼれ球を拾いにいきアズムンが倒れました。

「PKじゃないと思います。その前にオフサイドもあります。いずれにせよ良いセーブでした」

――オフサイドはなかったんですかね。コーナーキックになりました。

「そっか…。心配です!」

――厳しい時間が続きますね。イランが攻め続けています。状況を変えたいところですが、アディショナルタイムに突入しました。

「本当に変えたいですね。日本は今何もできていません…」

――板倉が相手を倒してしまい、イランにPKです…。

「そのワンシーンは今日の日本を代表しているね。あってはいけないプレーです」

――しっかりと決められてしまいました。

「止められないキックですね」

――予想していないことが起きました。1-2で日本はベスト8敗退です。

「でも、今日の日本のCBのパフォーマンスを見る限り、今日の結果は予想できたかもしれません。イランは勝利に値する結果です」

――そうですね。その前からずっと良くなかったので、それが最後にPKにつながりました。

「本当に残念ですが、そうですね」

――日本が敗れた原因はどこでしょうか。

「後半のパフォーマンスは非常に良くなかったですね。押し込まれる中で全然試合の流れを変えられなかった」

――流れを変えるための交代カードも、南野と三笘だけでした。

「試合が始まる前に言ったことを両方出来ませんでした。最後の最後に戦えなかったし、集中も切らせてしまった」

――そうですね。途中までは戦えていましたが、途中からはダメでしたね。イランはラウンド16で120分戦っていたのに対し、日本は90分だったのでアドバンテージだったはずですが…。

「イランはフィジカル面でハンデがあったけど、気持ちで日本を上回りましたね」

――残念ながら日本はアジア杯敗退となりました。大会期間中、ありがとうございました。

ショーン・キャロル
1985年イングランド生まれ。2009年に来日。「ニッポンとサッカー 英国人記者の取材録」の筆者。「Jリーグ Monthly」のレギュラー出演。高校サッカー、Jリーグ、日本代表など幅広く取材している。過去にはスカパーやNHK、J SportsなどのJリーグ番組出演も。

【関連記事】
サッカー日本代表、最低最悪の敗戦…。散々なプレーに終わったのは?【イラン戦どこよりも速い採点/アジアカップ2023】
サッカー日本代表、やはり最大の弱点は監督の能力の低さ。謎采配だらけ、国際タイトルは夢【アジアカップ2023】
英国人が見たサッカー日本代表「驚いた!」「鈴木彩艶はまた…」「浅野拓磨は少し…」

アジア杯をDMM×DAZNホーダイで観る

【了】

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top