ジャメル・ベルマディ

【写真:Getty Images】
生年月日:1976年3月25日
前職:アルジェリア代表監督
アルジェリア代表はアフリカ・ネーションズカップ2023での敗退を受けて、2018年8月から続いたジャメル・ベルマディ監督の更迭に踏み切った。
今大会のアルジェリア代表はグループリーグでアンゴラ代表、ブルキナファソ代表、モーリタニア代表といずれも格下のチームと対戦。しかし、2分1敗と未勝利に終わり、決勝トーナメントに進出することなく大会から姿を消した。
最後は不完全燃焼で終わり、2022年の予選にも敗れたことで母国をワールドカップ出場に導けなかったベルマディだが、2019年にはアフリカ・ネーションズカップで優勝を果たし、1990年大会以来のアフリカ制覇を成し遂げている。代表通算成績は43勝17分6敗と大きく勝ち越しており、1試合あたりの平均勝ち点は「2.21」と驚異的な数字を残している。これは2014年にワールドカップ出場に導いたヴァイッド・ハリルホジッチの「1.97」を大きく上回る。
現在47歳のアルジェリア人指揮官はクラブレベルでも大きな成功を収めている。2010年にカタールのレクウィヤ(現アル・ドゥハイル)の監督に就任すると、就任初年度に同クラブをリーグ初優勝に導いた。ベルマディがレクウィヤとアル・ドゥハイルを指揮した5シーズンのうち4シーズンでリーグ優勝を経験するなど、その実績と手腕には確かなものがある。彼を監督に求めるチームは多そうだ。