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海外サッカー 3か月前

とんでもない才能! 欧州で大活躍する10代の逸材10人。早くも世界最高峰に近づく天才たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:ヒューゴ・ラーション(スウェーデン代表)

フランクフルトに所属するスウェーデン代表MFヒューゴ・ラーション
【写真:Getty Images】


生年月日:2004年6月24日
所属クラブ:アイントラハト・フランクフルト(ドイツ)
23/24リーグ戦成績:19試合2ゴール1アシスト
市場価値:2800万ユーロ(約39億円)

 昨年5月にマルメ(スウェーデン)からアイントラハト・フランクフルトに完全移籍を果たしたヒューゴ・ラーションは、そのプレースタイルがマンチェスター・シティのケビン・デ・ブライネと比較される注目の存在だ。

 現在18歳のラーションは、攻守の両局面で活躍するボックス・トゥ・ボックスタイプの中盤だ。右足から正確なパスを散らしてゲームメイクをするシーンは試合の随所で見られ、特にロングパスの精度は一級品だ。前所属のマルメでラーションを指導したコーチは、ゴールやアシストを積み重ねる必要性があるとしつつ、同選手が「ヨーロッパの最高レベルで必要とされる資質」を持っていて「彼をケビン・デ・ブライネと同じタイプとして見ている」と述べている(スウェーデンメディア『fotbollskanalen』より)。

 一方、ブンデスリーガ公式サイトはラーションをロドリ(マンチェスター・シティ)と比較している。豊富な走力に加えて出足の鋭いタックルを得意としており、相手のチャンスの芽を未然に潰すことができる。身長187cmとサイズがある大型MFだが、ロドリと同じくフィジカル頼りではないクレバーなディフェンスが魅力的だ。

 同選手は昨夏にフランクフルトに加入したばかりだが、ドイツ紙『ビルド』によれば既にアーセナルとリバプールが獲得に関心を示していると報じている。成長著しい北欧のボランチは、デ・ブライネとロドリ、どちらのタイプへ進化を遂げるのだろうか。

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