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海外サッカー 3か月前

とんでもない才能! 欧州で大活躍する10代の逸材10人。早くも世界最高峰に近づく天才たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF: リコ・ルイス(イングランド代表)

マンチェスター・シティに所属するイングランド代表DFリコ・ルイス
【写真:Getty Images】


生年月日:2004年11月21日
所属クラブ:マンチェスター・シティ(イングランド)
23/24リーグ戦成績:10試合1ゴール0アシスト
市場価値:3800万ユーロ(約53億円)

 文字通り「ワールドクラス」が揃うマンチェスター・シティで、リコ・ルイスは大きな期待を持たれている10代の選手だ。

 2004年11月21日にマンチェスターで生まれたルイスは、8歳のときにシティの下部組織へ入ると徐々に頭角を現していく。U-18のチームではキャプテンを務め、U-18プレミアリーグ優勝に貢献。昨季のリーグ第2節ボーンマス戦でカイル・ウォーカーに代わって後半終盤に投入され、トップチーム初出場を果たした。

 右サイドバックが本職の19歳は、高い戦術理解力と足元の技術という2つの魅力を持ち合わせている。ペップ・グアルディオラ監督の下で様々なポジションで起用されてきた同選手は、今季は中盤での起用がメインに。初期位置を右SBからスタートさせて攻撃時に中盤でビルドアップに関与する「偽サイドバック」としての役割をこなすことは勿論のこと、ボランチの選手として味方とのパスワークで前進してゴール前でチャンスを作り出すことができる。右SBだけでなく左SBやボランチ、攻撃的なMFとしてもプレー可能という高い「ポリバレント性」は、彼がディフェンダーらしからぬテクニックとずば抜けた戦術理解力を持っている証だろう。

 先日行われたUEFAチャンピオンズ・リーグ(CL)コペンハーゲン戦(ベスト16ファーストレグ)ではベンチを温めたが、今季のCLではこれまでに6試合に出場して3ゴールと波に乗っており、前線の様々なエリアに顔を出して攻撃にリズムと厚みをもたらしている。昨季プレミアリーグ、FAカップ、CLの”三冠”を達成し今季はリーグ4連覇の期待がかかるシティで、将来有望なルイスはどんな爪痕を残せるだろうか。

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