年代別サッカー日本代表　最新ニュース

サッカーU-23日本代表は25日、国際親善試合でU-23ウクライナ代表と対戦。前半こそスコアレスドローに終わったが、後半開始早々にセットプレーから先制点を奪うと、76分には追加点が生まれ、2-0の完勝を収めている。この一戦について、日本サッカーに精通するイングランド人ライターのショーン・キャロル氏に随時話を聞いた。（語り手：ショーン・キャロル）

「この前のマリ戦は遅すぎて…」

――本日もよろしくお願いします！ 大岩剛監督がメンバー発表時に全メンバーを使うと言っていた通り、マリ戦から先発10人を変更しました。今日の注目ポイントはどこでしょうか？

「注目ポイントは、ビルドアップのスピードですね。この前のマリ戦は遅すぎて、マリのプレスに負けていた」

――そうですね。ビルドアップでは、MFが重要になると思うので、藤田譲瑠チマや松木玖生のパフォーマンスが大事ですね。

「その通り。藤田と松木のコンビは『ネームバリュー』があるけど、パフォーマンスであの2人には持っているクオリティーを見せてほしい」

――今日のMFは藤田がアンカーで、その前に松木と荒木遼太郎のFC東京コンビが並ぶ形ですね。

「けっこう攻撃的！」

――GKへのプレッシングから、荒木のシュート。惜しかったですね。

「その姿勢が良い。相手がミスするように前からプレッシングして、こぼれ球でチャンスをモノにしたい。松木も先ほどしたし」

――今も高い位置から松木がボールを奪いました。今日は前からプレッシングですね。

「良いスタートです」

――ビルドアップはどうでしょうか？

「人数もかけているし、金曜日の試合に比べてスピードが上がったように見えるね」

――先ほどの山田楓喜のシュートは、ビルドアップからでしたね。

「そうだね。山田と染野（唯月）はクラブでもチームメイトなので、松木と荒木と同様に良いコンビになりそう」