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ダークホースはどこだ! 欧州CL戦力値ランキング11~20位。最新メンバーを分析。サプライズを起こしそうなのは?

text by 編集部 photo by Getty Images

UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)最新ニュース

 2024/25シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズの戦いが現地時間17日に始まった。新フォーマットとなり出場チームが増えた中で各チームの戦力は気になるところだ。今回は各チームの戦力を4項目(攻撃力、守備力、選手層、勝負強さ)に分けて数値化(各25点の100点満点)し、ランキング形式で紹介する。

20位:PSV(オランダ

PSV
【写真:Getty Images】

監督:ペーター・ボシュ(2年目)
戦力値:73(攻撃力21、守備力17、選手層18、勝負強さ17)

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 PSVはペーター・ボシュ体制となった昨シーズンに国内リーグを29勝4分1敗という圧倒的な成績で制した。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でも下馬評こそ高くはなかったがラウンド16に進出。迎えた今シーズンも強さを維持しており、国内リーグでは開幕5試合で20ゴールを奪い5連勝と最高のスタートを切ることに成功した。

 この強さの要因となっているのが、ボシュ監督が志向する超攻撃的サッカーである。昨シーズンの国内リーグでは34試合で111ゴールも決めている。その立役者である得点王のルーク・デ・ヨングやアシスト王のヨエイ・フェールマンらが引き続き主力を務めており、ヨハン・バカヨコらビッグクラブが注目するタレントもほとんど残留。昨季のCLでも「攻撃力」が十分に通用していたことから、戦力値は引き続き「21」と高く設定した。

 一方の「守備力」は「17」とやや低くなっている。昨シーズンの国内リーグでは22失点しか喫しなかったが、「攻撃が最大の防御」という言葉そのまま、常に相手チームを自慢の攻撃力で圧倒している結果だ。しかし、最終ラインの耐性は決して高くなく、プレスを反転されてしまうと、高い確率で致命的なカウンターを食らってしまう。CLで強豪と対戦する際にはディフェンス面で問題が生じる可能性も十分にあるだろう。

「選手層」に関しても国内リーグでは圧倒的だが、CLの基準で見れば決して厚いとは言えない。特にジョーダン・テゼがモナコに去った右サイドバック(SB)の層が薄く、代役のリック・カルスドルプが間に合っていない現状は本職がトップ下のリチャード・レデズマが暫定的にレギュラーを務めている。こうした「守備力」や「選手層」のことを踏まえると、2シーズン連続での決勝トーナメント進出はかなり難易度が高くなりそうだ。

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