駒井が珍しく感情を露にした理由
「あとは自分が相手と駆け引きを演じながら、ニアで(鈴木)武蔵が相手をつってくれていたなかで、最高のクロスにしっかりと頭を合わせるだけでした。クロスへの入り方を含めてタイミング的にも完璧だったし、自分が考えていた通りに真ん中で仕留め切れた。普段の練習が生きていると思いました」
身長183㎝の大岩に対して、小兵のドリブラーとしてプロの世界を生き抜いてきた駒井は168㎝。しかし、駒井が先に跳びあがり、体勢を崩した大岩が空中戦にもち込めなければ身長差はまったく意味をなさない。MF青木亮太に並ぶ、チームトップの6ゴール目が試合を振り出しに戻した。
直後に駒井は突然振り返り、握りしめた両拳を何度も突き上げ、雄叫びをあげた。視線の先には自らが揺らしたゴールネットの後方で狂喜乱舞している、2000人を超える札幌のファン・サポーターの姿があった。自らも珍しいと振り返るリアクションの意味をこう明かした。