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Jリーグ 2か月前

「90分戦えて…」東京ヴェルディ、平川怜は今季初スタメンに何を思った。求められる基準に「厳しさは感じてました」【コラム】

シリーズ:コラム text by 河治良幸 photo by Getty Images

「迷わず行けてるのが一番の要因」

 また、平川は「大変ですけど、やることははっきりしていて、前の選手も後ろの選手もハードワークしてくれるからこそ、中盤でいい守備に繋がってると思う」と語っている。

 コンビを組む齋藤とともに、前の3人に連動しながら相手のボランチにプレッシャーをかけて、そこで外されたり、ボールを回されても動きを止めることなくバランスを取ってスペースを埋める作業を90分続けた。やるべきことはシンプルでも体力的には非常にキツくなる。

「チームのやり方に助けられてる部分もありますし、迷わず行けてるのが一番の要因だと思います。はっきりしているので。行ったら戻る、かわされたら戻るみたいな。そういうのが自分に合ってるかなと。やっぱり出ていって戻って、横ずれもありますし、運動量というのはかなり求められる。そこの一歩踏み込むところ、動き出すところが一番重要だと思う」

 集中力の高い守備ができていた平川だが、この試合で大きな分かれ目になりうるシーンがあった。ヴェルディのセットプレーの流れから、セカンドボールを起点に左サイドを崩そうとしたところで、味方のミスからカウンターのピンチを迎えてしまったのだ。

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