【図解】攻撃時における3つの選択肢。なぜロングキックが成功しても称賛されないのか…

【図2】
「この前方への速いながらもリスクのあるプレーが不可能、または意味をなさない場合、ボール保持者は、2番目に速い前方へのプレーとして、ボールサイドのサイド攻撃を行う。速いロングパス、またはショートパスのコンビネーションの受け手は、WGおよびサイドでボールを要求しているMFまたはDFである。」
多くの場合、最前線中央のFWにパスを送り、シュートまで持ち込むことは簡単ではありません。なぜなら、ボール非保持時のチームは当然自陣のゴールライン真ん中にある自ゴールを守るために中央を固めているからです。相手は中央を固めている……ではどこに攻撃の可能性があるかというとサイドになります。そして、ボールの移動距離を考慮すると、ボールサイドのサイドを攻略します。
「間接的にゴールに向かうこの第2の選択肢が不可能、または意味をなさない場合、ボール保持者は第3の選択肢を考える。前方へ3番目に速いルートは、ボールの逆サイド経由で間接的にゴールへ向かうことである。このボールサイドから逆サイドへの素早いプレーの展開は、逆サイドのMFが走る前方に長いダイアゴナルパスを出すのが最も効果的である……。」
左足ロングキックの精度が売りだった私はドイツに来た当初、その強みをアピールしようとサイドチェンジのボールをよく蹴っていました。しかし、何回か成功しても「ナイス!」の声がありません。そしてキックミスをした際にチームメイトから激怒されたのです。