フットボールチャンネル

Jリーグ 1か月前

指揮官の3年前の決断がきっかけ?「たまたまです(笑)」ジェフ千葉、髙橋壱晟のスーパーゴールに隠された努力の日々【コラム】

シリーズ:コラム text by 石田達也 photo by Getty Images

髙橋を右サイドバックにコンバートした理由

「攻守ともにハイパフォーマンスを見せてくれていますし、それを続けていると思います。怪我がないところも含めて、90分間タフに戦い続けることができています。

 サイドバックにしてあのサイズはものすごく魅力的だと思いますし、左右両足が蹴れる。もともと中盤の選手ですから技術もあります」

 これまではボランチやインサイドハーフなど中盤を主戦場としていたが、指揮官は右サイドバックへとコンバート。2023シーズンの第21節・いわきFC戦から右のサイドバックとしてピッチに送り出している。

 2022年当時、小林監督がヘッドコーチを務めていた時には、全体トレーニング終了後の自主トレーニングの中で1対1での守備対応をするなど、個の強さとサイドバックとしての適性を見抜き、「髙橋壱晟は右サイドバックからゲームを動かすことができる」と確信。ポテンシャルを発揮して欲しいと、期待を込めてのコンバートでもあった。

 それからは坂本將貴ヘッドコーチの指導を受けながら日々、成長のアクセルを踏み続け、攻撃面でのビルドアップや前線のスペースに出ていく動きには素早く順応し、守備面ではチームメイトと熱いマッチアップを繰り返すことで不安を打ち消し、自信を付けていった。

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!