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Jリーグ 1か月前

ベガルタ仙台でゴールを重ねるため、宮崎鴻は要求する。「名願斗哉だったら…」「競り勝っているのになんで…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 小林健志 photo by Getty Images

「もう全然違う」宮崎鴻は適応しようと努力を重ねる

「もう全然違うんですよ。圧倒的に途中から出る方がきつくて、どうしても試合に入って行くとなると心肺機能が一気に上がるんで、乳酸が溜まるというか、足が動かなくなるんですよ」

 こうした辛さがを感じながらも宮崎は「自分の場合は(ピッチに)入ったらとにかく長い距離を走るっていうのは意識して、そうすると自然と試合に入っていけるかなという感覚があります」と試合に入っていくための努力を重ねた。

 さらにはメンタルの部分でも自分を盛り立てた。

「もうやるしかないって気持ちで自分は入っています。チームが勝っていようが負けていようが、FWである以上、何かしら爪跡は残さないといけない。必ずチャンスは来ると思って、そこをいかに仕留めるかっていうところにフォーカスして自分は臨んでいますね」

 途中から試合に入っていくためのプレーを確実に実行し、持ち前の熱いハートを燃やし続ける。こうした努力がリーグ戦5試合目にしての移籍後初ゴールに結びついた。

 こうして一つ結果を残した宮崎の存在感は増していき、直近2試合では共にゴールに絡む活躍を見せることができた。

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