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Jリーグ 5日前

「体も強くなったし、走れるように…」サガン鳥栖、西川潤は“うまい選手”から“怖い選手”へ。見つめ直した自分の姿【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子

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 明治安田J2リーグ第9節が13日に各地で行われ、サガン鳥栖は敵地でV・ファーレン長崎と対戦した。昨季はJ1で戦った鳥栖は開幕から連敗。再昇格を目指すチームは序盤から苦しんでいたが、上位の長崎を相手に2-0で勝利。復調の兆しを掴みつつあるチームを支えるのは、10代の頃から将来を嘱望される西川潤だ。(取材・文:元川悦子)

得点力不足で「バトル・オブ・九州」に挑んだサガン鳥栖

サガン鳥栖所属MF西川潤
【写真:Getty Images】

 アビスパ福岡が史上初の首位に立つなど想定外が続くJ1同様、J2も開幕前の予想とは異なる展開になっている。第9節終了時で首位を快走するのはここまで1敗のジェフユナイテッド千葉で、今季J3から上がってきたRB大宮アルディージャが2位を追走している。

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 こうした中、2024年J1で最下位に沈み、2011年以来のJ2降格を強いられたサガン鳥栖は開幕からまさかの連敗を強いられた。今季から指揮を執る小菊昭雄は「我々はセンターフォワード(CF)のケガ人が続いていて非常に苦しかった」と話す通り、ベガルタ仙台、ジュビロ磐田、FC今治との序盤3戦はわずか1ゴールしか奪えず、得点力不足が顕著だった。

 その後、少しずつ数字がついてきたが、8戦終了時点の総得点はわずかに「6」。ゆえに、4月13日のV・ファーレン長崎との「バトル・オブ・九州」は点を取って勝ちたかった。敵地・PEACE STADIUM Connected by SoftBankには19,082人もの大観衆が集結。鳥栖としては昨季までJ1に在籍していた底力を示すことが重要だった。

 キーマンの1人と位置づけられたのが、2シーズンぶりに鳥栖にレンタルで戻ってきた西川潤だ。ご存じの通り、彼は桐光学園高校時代の2018年にAFC・U-16選手権(マレーシア)でMVPに選ばれ、2019年には飛び級でU-20ワールドカップ(W杯)に参加した。

 同年10月のU-17W杯にもエースとして参戦。当時の西川は眩いばかりの輝きを放っており、FCバルセロナが熱視線を送っていると盛んに報じられていた。 

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